MetaboFixって意味無いんじゃないのか?

FireFox3.5(以下FF)のメモリバカ食いにはほとほと困っていたので、
『Firefox 3』のメタボを解消するツール | ライフハッカー[日本版]で紹介されていた
Firefox が使用しているメモリを定期的に開放する MetaboFixを入れてみた。

結果確かにタスクマネージャ上の「メモリ使用量」が異常に少なくなって、これで快適だー!!
と思ってましたが、残念な結果になりました。

最初問題なかったのですが、しばらくたつとなんか重いなーと感じてきたので、タスクマネージャのパフォーマンスを見ると実メモリを超える量の「ページファイル使用量」が…
FFの「メモリ使用量」は10M程度。おかしいのでFFを落としてみるとなんと「ページファイル使用量」が300Mぐらい減るじゃないですか!!!

タスクマネージャ見てみると、「表示」→「列の選択」で選択できる項目に「仮想メモリサイズ」とあるので、表示させてみてFFを再起動してみました。
結果、「メモリ使用量」は10M程度でも「仮想メモリサイズ」は起動直後は100M、使用していると300M超とまぁ、MetaboFixを入れる前の「メモリ使用量」とほぼ同じ結果に…

で、「仮想メモリサイズ」について調べると…
Windows メモリ管理の不思議 - 脳梗塞には負けられない!

要するに「メモリ使用量」は実際にアプリケーションが使用しているサイズで、「仮想メモリサイズ」は確保している量だと思われる。
結局の所、「仮想メモリサイズ」が実メモリを越えるとスワップが発生してディスクアクセスが発生するので遅くなると…

更に調べてみると同じような事を調べてた人がいました。
Metabofix その後 - Windows 2000 Blog

MetaboFixが効果のある場合もあるかもしれませんが、私のようにノートPCのメモリサイズが少ないのでスワップ防止の為に使おうと思ってる人はほとんど意味が内容でした。

ただ、最初のライフハッカーさんの記事には

メモリ搭載量の少ないノートPCやUMPCでは有用

と強調して書かれていたので、ちょっと誤解を招くんじゃないかと思います。

マジでスワップとおさらばだとぬか喜びしてました…ホントに残念!!<追記>
上記黒翼猫さんのブログの方に

Metabofixは、使っていないメモリを完全に解放するのではなく、今は使っていない物理メモリを定期的に強制SwapOutする

とあることに気づきました。(流し読んでました…)
ということはFFがメモリに置いてあるけど今使ってないデータをディスクに追い出してるわけでFFが遅くなるのは当然ですね…
MetaboFixのサイトの方には

MetaboFix は、Firefox が使用しているメモリを定期的に開放するソフトウェアです。

とあります。この「解放」って何やってんでしょうか。言葉のイメージからするとキャッシュとか使うかどうかわからないメモリのデータを消してるように思えますが、今まで数百M以上メモリ使ってるのが安全に外部から100Mとか不要データ消せるわけが無いので、ディスク追い出しなんでしょうね。
冷静に考えればそんなウマい話あるわけないんですけどね…プログラマとして反省。
あー!ライフハッカーさんの記事のコメントに今みたら同じような事がたくさん…どう見ても俺が素人さんです。
一回書いちゃったので記事消すのもマナー違反な気もするし、同じような勘違いする人の為に消しませんが、恥ずかしくなってきた…
盛大に釣られたってことか…orz